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2019年05月21日 火曜日 信頼 （ 高嶋の独り言 ） |
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▲あなたはどんな人に信頼を寄せますか。人は正しいことを言う人を必ずしも信頼するとは限りません。親や教師の言うことは確かに正しい。でも、心の中にスーッと入ってきません。それは押し付けられてしまうことが多いからですね。正しいという枠組みに無理矢理入れられようとするとたちまち反発する力が働きます。▲とあるエステを経営する社長さんのお話を紹介します。客からのクレームが多い女性社員がいたそうです。いくつもアドバイスを与えるも効果はあがりません。そこで社長は彼女が担当している顧客の資料を彼女に熟読させ、神社に行かせて、顧客の名前を資料の内容を思い出しながら言わせるのだそうです。「○○様、いつもありがとうございます」これを顧客の人数分１００回繰り返させる、もう修行です。それが終わると大抵の社員は心から猛省し、変わっていくのですが、彼女はそれでも変われませんでした。▲社長さんはあることに気づきました。そして、最後の行動に出ます。何をするか。家庭訪問です。二人きりで彼女の故郷にある小学校、中学校、高校に行き、楽しかったこと・辛かったことを尋ね、じっくりと耳を傾けます。最後に彼女の実家を訪問します。「これでおいしいものでも食べてこい！」お金を渡して席を外させ、ご両親に社長は尋ねます。どんな思いがあの子の名前に込められているのか、生まれたときはどんな気持ちだったのか、幼い頃の思い出は・・。次第に嬉しそうに語り、しまいには涙が溢れてくるご両親。▲この家庭訪問から間もなくして、彼女の仕事ぶりは変わっていきました。社員を無理やり変えようとしても効果は上がりにくい。社員をよく理解して、社長自らが変わらなくてはいけないことに気づいたのですね！▲人は自分をわかってくれる人、わかろうとしてくれる人に信頼を寄せていきます。親子、仲間、先輩後輩、教師と生徒、上司と部下・・あらゆる人間関係に言える原則です。あなたは伝えたいことがある相手のことをどれだけわかっていますか。どれだけわかろうとしていますか。 |
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高嶋克則 |
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